結婚式費用の親の援助はいくら?もらった割合・平均額と、相談の仕方
- 援助を受けた人は74.2%、援助額の平均は168.6万円(ゼクシィ調査)
- いちばん多いのは100万〜200万円未満。援助があると自己負担はどう変わるか
- 贈与税がかからない受け取り方と、親に相談するときの5つのステップ
目次
結婚式の費用、親に援助してもらってもいいのかな——そう迷う人は多いはずです。でも実は、援助を受けたカップルのほうが多数派です。
この記事では、援助を受けた人の割合と金額の分布、援助があると自己負担がどう変わるか、気になる贈与税、そして親への相談の仕方をまとめました。
結論:4人に3人が援助を受けている
- 援助を受けた人:74.2%(援助なしは23.6%)
- 援助額の平均:168.6万円(援助があった人の平均。挙式・披露宴などに使った金額)
- いちばん多い金額:100万〜200万円未満で、39.5%
出典:リクルート「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」。2023年4月〜2024年3月に挙式・披露宴などをした人3,656人の回答です。
援助額の分布:100万〜200万円がいちばん多い
| 援助額 | 割合 |
|---|---|
| 100万円未満 | 18.9% |
| 100万〜200万円未満 | 39.5% |
| 200万〜300万円未満 | 26.9% |
| 300万〜400万円未満 | 10.0% |
| 400万円以上 | 4.6% |
出典:ゼクシィ結婚トレンド調査2024(援助があった人のうち、挙式・披露宴などに使った金額)。400万円以上は、400万円台3.2%・500万円台1.2%・600万円台0.1%・900万円台0.1%の合計(当サイトの計算)。
平均は168.6万円ですが、100万円未満の人も約2割います。平均の数字だけを見て「うちも170万円くらい」と考えず、それぞれの家の事情で決まるものと考えましょう。
援助があると、自己負担はどう変わる?
結婚式の自己負担は、総額 − ご祝儀 − 親の援助で計算できます。総額350万円・ご祝儀200万円の場合で比べてみます。
| 親の援助 | ふたりの自己負担 |
|---|---|
| なし | 150万円 |
| 100万円 | 50万円 |
| 150万円 | 0万円 |
当サイトの計算例(総額350万円・ご祝儀200万円と仮定)。実際の総額とご祝儀は式によって大きく変わります。
注意したいのは支払いのタイミングです。前払いの式場では、ご祝儀を受け取る前に総額を払う必要があります。親の援助を「いつ・どう受け取るか」で、式の前に用意する現金が変わります。自己負担額の計算ツールに金額を入れると、式の前に必要な現金と毎月の積立額がわかります。
親の援助と贈与税:3つのケース
贈与税は、もらい方によって扱いが変わります。国税庁の情報をもとに整理しました。
- 結婚式の費用を分担してもらう:国税庁のQ&Aでは、結婚式・披露宴の費用を誰が負担するかは、式の内容や招待客との関係・人数、地域の慣習などでさまざまとしたうえで、本来費用を負担すべき人がそれぞれ分担している場合は、贈与に当たらず贈与税の対象にならないとしています。
- 使い道を決めずに、まとまった現金をもらう:贈与税は、1月1日〜12月31日の1年間にもらった財産の合計から基礎控除110万円を引いた残りにかかります。式の費用にあてるつもりでも、まとめて口座で受け取ると、110万円をこえる部分が贈与税の対象になることがあります。
- 結婚・子育て資金の一括贈与の非課税制度を使う:父母や祖父母から、金融機関の専用の口座などを通して受け取ると、1,000万円まで(結婚関係の支払いは300万円まで)が非課税になる制度です。受け取る人が18歳以上50歳未満で、前の年の合計所得金額が1,000万円以下であることなどが条件で、2027年3月31日までの制度です。
いちばんシンプルなのは、援助を式場への支払いにそのままあて、いつ・いくら・何に使ったかの記録を残しておく方法です。金額が大きいときや、新居の費用などもいっしょにもらうときは、税務署や税理士に確認しましょう。
親への相談の仕方:5つのステップ
- 先にふたりで金額を出す:「援助してほしい」だけでは、親も答えにくいもの。結婚式費用シミュレーターで総額の目安を出し、ご祝儀を引いた自己負担まで計算してから話しましょう。
- 自分の親には自分から話す:相手の親には、相手から話してもらうのが基本です。両家にはできるだけ同じ時期に相談すると、「片方だけ聞いていない」というすれ違いを防げます。
- 「いくら」より「何に」を伝える:「衣裳代の一部」「親族の料理代」など、使い道を具体的に伝えると、親も判断しやすくなります。贈与税の面でも、使い道がはっきりしているほうが安心です。
- 援助の条件を確認する:援助と一緒に「招待したい人」「やってほしい演出」などの希望が出ることもあります。先に聞いておくと、あとで揉めずにすみます。
- 両家の差は数字で話す:両家の援助額がちがうときは、ゲスト人数の比率で分けるなど、分け方の候補を数字で見せると話が進みます。両家の費用分担 計算ツールで4つの分け方を比べられます。
援助をお願いしない、または断られることもあります。調査でも23.6%は援助なしでした。その場合は、自己負担額から逆算して毎月いくら貯めるかを決め、予算に合う式場を探しましょう。
参考・出典
- リクルート「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」(p.10 親・親族からの援助)
- 国税庁「扶養義務者(父母や祖父母)から「生活費」又は「教育費」の贈与を受けた場合の贈与税に関するQ&A」(Q2-2 結婚式・披露宴の費用)
- 国税庁 No.4402 贈与税がかかる場合(基礎控除110万円)
- 国税庁 No.4511 直系尊属から結婚・子育て資金の一括贈与を受けた場合の非課税
- 国税庁「結婚・子育て資金の一括贈与に係る贈与税の非課税措置」Q&A(Q1-1 結婚関係は300万円まで)
※記事の内容は公開時点の情報です。制度や金額は変わることがあるため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。